2012年9月3日月曜日

軽いフリーのアンチウイルス比較2012年夏秋

2015年版はこちら。

軽いフリーのアンチウイルス比較 2015年春
http://mu-san.blogspot.com/2015/02/2015.html

***

■ベンチマーク環境
ホスト:Windows7 64bit Home on HP ML110 G6 CeleronG1101@2.2GHz
ゲスト:Windows XP SP3(1CPU、512MBメモリ)on VirtualBox 4.1.20
※ZoneAlarm、Outpostテスト時以外ページファイル設定なし。
また、バックグラウンドでリソース食わないようAutomaticUpdateサービスを
停止した状態で計測。

■ベンチマーク方法
「ぼくは航空管制官3 香港カイタックエアポート」のインストールフォルダ
(約6000ファイル格納)をRAR圧縮したものをデスクトップ上で解凍。
これにかかった時間を計測。

■ベンチマーク結果(速度順)
★おすすめ

Rank A
2:06 Avira Free Antivirus 2013(英語版) ★速い
2:07 Qihoo 360殺毒

Rank B
2:11 FortiClient Lite 4.3.5
※新しく公開されたバージョン5.0は2012年10月時点でウンコです。
2:12 COMODO Antivirus Free
2:13 Panda Cloud Antivirus 2.0.1 ★省メモリ!(オンライン利用)
2:14 PC Tools AntiVirus Free v9

Rank C
2:20 AVG Anti-Virus FREE 2013(英語版)
2:20 UnThreat Free Antivirus 2012
2:22 Rising Antivirus Free Edition 2011
2:23 Ahnlab V3 Lite
2:24 JUSTインターネットセキュリティ
2:25 avast! FREE ANTIVIRUS 7 ★省メモリ!(オフライン利用)

Rank D
2:32 ZoneAlarm Free AntiVirus + Firewall
2:33 Ad-Aware Free Antivirus+
2:34 Microsoft Security Essentials 4.0
2:35 Outpost Security Suite Free 7.1.1
2:37 ALYac Internet Security Free 2.5 基本スキャン後
2:45 キングソフト Internet Security 2012

Rank E
3:10 ALYac Internet Security Free 2.5 インスト直後
3:16 Immunet Free Antivirus 3.0.8 ClamAV無効

Rank Failure
4:30 Immunet Free Antivirus3.0.8 ClamAV有効


[特筆点]
※素のOSでコミットチャージ100MB弱として読んでください
(アイドル時:95~6MB程度)

■Group A
ヨーロッパ対中国。

・Avira(AntiVir)
ツールバーはインストールせず。
文句なしの軽さと検出力。
アイドル時のコミットチャージ量は270MBすこし。
XPならメインメモリ1GBあれば十分軽快に動作。

・Qihoo(奇虎)
アイドル時のコミットチャージは180MB程度。
さらにファイル展開中のCPU負荷の低さは目を見張るものがある。
しかし英語UIなし。繁体字ならギリいけるかもしれないけど
簡体字なので日本人には少しかなり敷居が高い。
2011年8月のAV-Comparativesの結果ではAviraとどっこいの検出率。
VirusBulletinではAviraにやや劣る程度の検出率。
第2外国語でhanyuを習ったならネタで入れるのもアリ。
ただ、ネトウヨ的発想をすれば、政治的意図から今後日本国内のみで
流行するものはスルーするとかいうこともなくもなさそうな。


■Group B
グループ内で接戦。
どれも誤差内でほぼ横並びの速さと考えてよさそう。

・FortiClient ※日本語UIなし
設定項目がほぼ皆無な潔さ。機能もそれだけシンプル。
Anti-Virus以外のコンポーネントをアンインストールした状態での
コミットチャージ量はアイドル時100~110MB程度。
概ねサクサク。Windows Home Server 2011ならこれがおすすめ。
AV-ComparativesでもADVANCED評価。avastより高検出率。
avast並みに省メモリなので、英語アレルギーでないなら代替にいいかも。
ちなみにWebフィルタは「ペアレンタルコントロール」とあるもアダルトな
サイトはあまり防いでくれないも、マルウェアが仕組まれたサイトの
ブロックに役立つしろもの。
しかしアイドル時メモリがプラス10MBほど食うのは許容範囲内だとしても
ちょくちょくCPUを食う上WEBと関係ないのにRARファイル展開時間が3分超えに
なってしまうのでとっととアンインストールしたほうがいいと思う。

※インストール直後はコンポーネントのアンインストール不可。
再起動を促すダイアログ出ないけどインストール後は再起動を強く推奨。
インストーラの出来が悪いのか、WHS2011ではIPsecVPNの削除が完走しない。
そのためSSLVPNとWebFilterを削除した後にIPsecを個別に削除する必要がある。
(このとき完走しないけどIPsecのアンインストールはちゃんとなされる)
また、完全アンインストール時にデフォルトゲートウェイ0.0.0.0と
設定しくさってしまいWAN抜けの接続ができなくなってしまったこともあった。
その場合はあわてず騒がずrouteコマンドで削除してあげるがよし。

現象や手順について詳しくはこちらさまのブログを参照。
blog::BLOCKBLOG
Windows 7 でデフォルトゲートウェイに 0.0.0.0 が現れる
http://ueshimafamily.ddo.jp/blog/2010/03/windows-7-0000.html

・COMODO ※日本語UIなし
ファイアウォールはインストールせず。
アイドル時のコミットチャージ量は250MB台。
相変わらず増殖するIMEバーが邪魔くさい。相変わらず検出力不明。
速すぎてちゃんと仕事してるのか謎。

・Panda 2.0.1 / 2.1
ツールバーはインストールなし。
アイドル時のコミットチャージ量は160MB台。
余程メモリが少ない環境ならばAviraよりこっちがおすすめ。
FortiClientより若干検出力↑で日本語対応。
ただし手動スキャン後若干メモリを食い散らかしていつまでも
解放されない部分も。

・PC Tools AntiVirus
アイドル時のコミットチャージ量は約350MBと大きめ。
特段チョイスする理由が見当たらない。


■Group C
こちらも接戦。
残念なことにAVG2012年版はBグループのケツにあるタイムだったけども
2013年版で5秒ほど遅れが出てこっちに。

・AVG
メールスキャナ、リンクスキャナはインストールせず。
アイドル時コミットチャージ量は約240MB。
AV-Comparatives評価はメジャーどころの中では低調。
無料アンチウイルス最古参のひとつなだけに少し寂しさも感じる。

・UnThreat Free Antivirus
VIPRE(GFI)のエンジンを使っているとのこと。
体感速度自体はいたって軽快。コミットチャージも150MB程度。
AV-Comparativesの検出力評価がPCTools-AVG-GFIと3社横並びで
シングルスター。
ただし。
GFIと同等のはずなのにVirusBulletinのRAPテストではすこぶるザルとの結果。
ちなみに日本でなじみがないGFIってなんぞやというと、ふた昔前PFWで
有名だったKerioを買収した会社。

・Rising Antivirus FREE 2011
毎度ウイルスキラーでおなじみの瑞星。
アイドル時のコミットチャージ量は200MB台。
検出力はたぶんザル。
無駄にWindowsServerでも利用可能とあるも、恐れ多くて使えない。

・アンラボ
アイドル時のコミットチャージ量は175MBほど。
SmartDefenceを無効化するとさらに10MBほど削減可も
スキャン時間が遅くなったので基本ONでいいと思う。
AV-Comparativesでの評価は星なし。
AV-Test.orgでの結果はまさかの1点台。
個人的にはテスト参加しただけそれなりの評価はしていいと思うけど。
文字通り"それなり"というか心意気を買うに過ぎないけど。
ただ、純粋に日本で開発しているアンチウイルスが存在しないから決して哂えない。
韓国にさえ追いついていないのがこの日本の現状・現実。

・JUSTインターネットセキュリティ
ファイアウォールを搭載。親切なUIで初心者向け。
WHS2011にインスト可も、ユーザー権限のみでは定義アップデート不可。
普通エンジン更新でない限り動作して当然でしょと思うけれど仕方ない。
商用利用可とはいえこの点はネック。主にホームユース・SOHO向け。
システム管理者とかusersという概念がない中小企業ならアリ。
もっとも、そんな会社にゃコンプライアンスという概念も薄いでしょうから
無償版のavastでもなんでも好きに入れるのでしょうけど。

・avast
メール・P2P・IMシールドとオプションコンポーネントなしの状態で
アイドル時のコミットチャージ量は120MB程度。
Pandaと違いオフラインでも使用&要日本語UIな省メモリという非常に限られた
条件下ならおすすめ。
ただ常駐させてほったらかしで普段見もしない類のソフトウェアである以上
実際日本語とか不要と思うので前述のFortiClientでなくこちらをあえて
チョイスする理由がない。


■Group D以下
あまり有名でない、シェアの低い部類が並ぶ。
有名でないのはそれなりの性能しかないからと考えてOK。
マイクロソフトにはもう期待してない。

・ZoneAlarm Free AntiVirus + Firewall
アイドル時のコミットチャージ量は400MBオーバー。
512MBメモリだけでは常駐保護機能が起動できず、PF与えてやっと動作。
超重量級。

・Ad-Aware 10.3 / 10.4
アイドル時のコミットチャージ量は約175MBとおとなしめ。
しかし展開中時折CPU100%になることも。
CPUリソースの負担が大きめなことが重さにつながったか。
検出率はAV-Test.org評価でMSEとどっこい。

・Microsoft Security Essentials
コミットチャージ量はアイドル時で280MBほど。
しかしファイル展開中のCPU使用率も高め。
このグループの中でも体感速度が群を抜いて遅い。検出率も劣悪。
もはや冗談かなにかの類。

ちなみにMSEよりもさらにソースネクスト(K7)の検出率は悪い。
金を取ってるだけにもはや詐欺かなにかの類。タダよりひどいって。

・Outpost
コミットチャージ量はアイドル250MB台。
メモリリソースを食いつぶしているようには見えないが
ページファイルを設定しないとFWなど一部サービスが起動しなかった。
展開中は比較的CPU負荷高め。
前回調べたときはメモリ管理に難があったけど、今回は問題なかった。
ユーザーフォルダ直下にtmpフォルダをバカスカつくりやがるので注意。

・キングソフト
SystemDefenderインストール時でコミットチャージ約200MB。
アンインストールすると140MB台まで落ちる。正直メモリのムダ。
ただしアンインスコしても早くはならなかった。
(というか、なぜかむしろ遅くなった)
ちなみに海外で公開されてているAntiVirus単品(2012 SP5.1 英語版)では
2:22と悪くないタイム記録。
SP5.5ではさらに縮めて2:14。動作も非常に軽快。
ただいつまでもパフォーマンス評価三つ星ののAV-Comparativesロゴを
これ見よがしに掲示しているのに、キングソフトという会社の誠意を感じない。
かわりに悪意は伝わってくるけど。
同じアジアでも、結果はウンコでも正々堂々と各種テストを受けるアンラボの
ほうが心意気は買う。いや、絶対使わないけど。

ちなみに。
「メモ帳」をトロイの木馬として検出した輝かしい実績もありんす。


・ALYac (海外ではRoboscanという名称)
アイドル時のコミットチャージ量は約200MB。
WエンジンかつそれがBitDefenderエンジン含むせいか重め。
ホワイトリスト判定しているとのことで基本スキャン後に再計測。
効果はあるもでもやっぱり相対的に早いソフトとは言えない。
ヒューリスティック有効にしたらもっと重くなるんかねー。
せめてそれぞれのエンジンをON/OFF選択できればいいのに。
できても使わないけど。
BitDefenderの威を借りているだけあって検出率だけは決して悪くない。

・Immunet
日本語版はgred アンチウイルス アクセラレータにて公開。
ClamAVエンジンを無効にするとコミットチャージが270MBから約100MB減少する。
それでも遅い。
Ver3.0.6に比べるとClamAVが50MBほど多くメモリを食うようになった一方
10%ほどスキャン時間圧縮。
クラウドエンジン部分はメモリリソースほぼそのまま。
時間帯によってスキャン時間にバラつき?