2011年10月10日月曜日

格安タイヤを買ってみました+おまけ

交換してきたタイヤのインプレと比較のメモ。

※ここでは乗り心地がシャープなほうをよしと評価しています。

■ブリヂストン スニーカー → ファルケン シンセラ(SINCERA)

ヴィヴィオ 155/65 R13

【総合評価】
価格やラインナップ的にはスニーカーが上位だけあって
スニーカーに軍配。
トレッドパターンはシンセラのほうが安っぽくなくて好きなんだけど。

・ステアリングフィール、応答性
スニーカーがキビキビしている。
特に低速走行時に反応の違いが出る。

・ウェット性能
ほぼ同等で、若干シンセラが上回る程度。
目立った差はなかった。

・乗り心地
若干アンダー目なステアリングと相俟って、
シンセラはフワフワした乗り心地。
ロードノイズはシンセラが若干おとなしめな程度。


■ブリヂストン エコピア(ECOPIA) EX10 → ハンコック ZETRO C4

DYデミオ 175/65R14
※前輪のみ交換、エコピアを後輪へローテーション

【総合評価】
省燃費タイヤとして安タイヤと一線を画すエコピア。
それに対抗するはイエローハットの格安タイヤZETRO。
しかし予想に反してZETROのコストパフォーマンスはすばらしい。
ただし少々難あり。

・ステアリングフィール、応答性
ZETROの圧勝。
タイヤ交換して駐車場から道路に出ようとハンドル切った時点で違いがわかる。

・ウェット性能
けっこうな大雨の中高速を飛ばしたけどエコピアは安定していた。
ZETROもさほど不安を感じなかったので差はないように思える。

・乗り心地
エコピアのフワフワした乗り心地はどうも好きになれなかった。
一方でZETROはカッチリとした乗り味であると同時に、しっかりと
ロードインフォメーションを拾うあたり高速での橋の継ぎ目・段差の
ショックはその分シビア。
ここは許容するレベルや好みによる。

・その他メリット、デメリット
よい点
新タイヤというのもあってか静か。
エコピアはかなりロードノイズがでかかった。
ネット上では静かだという評判ちらほらあれど、決してそんなことは
ないと思う。
新品の時はそうでないかもしれないけど、ある程度走ってる現状は
けっこうやかましい部類に入ることは確か。

一方ZETROはけっこう静かで、毎日高速を往復120kmかっとばす身としては
ストレスが減ってナイス。

具体的には。AMのカーラジオがボリュームがいつも16~18だったのが
気がついたら12で高速走ってた。

五百歩譲って絶対的な音量自体はさほどないかもしれないとしても、
エコピアのロードノイズの質がAMの音域と近い中音域の「ゴー」という
音であるのに対し、ZETROは「サー」という音に近い。
なのでAMでトークメインの番組を聴くと会話内容がはっきり聞こえる。
車内での会話も同じように影響するかも。

悪い点
タイヤバランスが非常にシビア。
YHで取り付け時にピットのお兄ちゃんにバランサで計測して調節して
もらったけど70km/hでブレが発生。
その後店長さんに改めてやってもらったらけっこう落ち着いた。

さて往復120kmの慣らしを終えて。

高速性能がなんぼのもんか120km/hまで出してみたら
110km/hからハンドルではなくタイヤが小刻みにブーンと振動し始め
とても走れる状態ではなくなったという夢を見た。※
ほんとは安全運転です。これは夢です。
だもんで速度記号82Tは信用なりまへん。日本じゃSでもあるだけ無駄だけど。
ちなみに82Sのエコピアは問題なかった。
※追記
指定より3ポイントほど高めにプレッシャーをセッティングすると改善された

そういうわけなので、
・取り付け時にタイヤバランスを比較的しっかり取ってくれる
かつ
・街乗りメイン
なら、ZETROも十分使えると思うのです。
この点はクムホなど他のアジアンタイヤも共通してるんじゃないかしら。

それ以上の性能を求めたところでなにも得られまへん。
実際売ってる側もその程度の認識でございまして。
文句つけるだけみじめってやつです。ケチったの他でもない自分ですから。


(2015/10/09 インプレ追記)
※2011年・2014年にそれぞれ前後2本ずつゼトロへ交換して使った感想

・耐久性
そう走ってなくても交換から1年くらいで走行性能より先に乗り味に変化。
ロードノイズは乗り始めてしばらくから徐々に増え始める印象。
2年経過以降は比較的やかましく、乗り心地もガチガチ。

3年ないくらいから硬化・ウエット性能の低下が特に気になり始めるので
交換目安に。
FF乗りで前後2本ずつ交換するなら2年でフロント新品入替ローテがベスト。
(2本ワンセットをフロントリアで2年ずつ、都合4年持たせる計算)
フロントで3年ひっぱると交換前には乗り味も悪くなるし、交換後
リアでもう3年持たせて都合6年履かせるというのも無理があるので
やはり前2年後2年が理想。

4WDでローテしながら乗るならガマンして3年。
おいしいところで切り上げるならやはり2年が頃合。
個人的には4WDにゃワンランク上のものを3年ないしプラスアルファ
履かせてやったほうが逆に高あたりにならないと思うのでおすすめしない。

ちなみに後述のエナセーブへ交換前、フロントで3年、リアで1年履かせた物を
再度フロントに復帰させてみたが特にウエット時の坂道発進・下り坂急カーブでの
ずるずる感は生命をのっけて走るには若干心もとないのでおすすめしない。
駆動輪に使用するのはやはり3年が限界、2年がおいしいとこと思う。
人にもよると思うけど。

4年経過時点での性能劣化具合に比べると見た目でのクラックは少なめ。
ホイール近くの内周部分にヒビが入ることはまだなかった。
乗り心地とかグリップとか安全とかは気にせず、車検通ればいいやという
人には長く使えていいかもしれない。自分はギブアップしたけど。

(2017/10/10 インプレ追記)
上記2014年につけた古ゼトロをあほの親切な整備工場が車検の際わざわざ前輪に
ローテしてくれたので3年落ち状態を堪能。

遠目に見て大きなクラックはなく、近くで見て接地面寄りが硬化して
細かく入ってるのがわかる程度。
3年のうち2年リアにいたことも相まって山は全然減ってない状態。

余談を言えば、年3万km走ってる時代でもタイヤはすり減ることなく
山が残ったままだったが、世の中にはツンツルテンにする人もいたりする。
いったいどうしたら減るのか本当不思議でならない。

感想としてはグリップに乏しくコーナリングもけっこう心もとない感じ。
また、タイヤバランスが明らかに狂ってるほどではないも、どうも不快な振動が
ずっとついてくる感じが本当に走ってて楽しくない。
やはり前輪は2年が限界と思う。
もちろん、どうでもいいという人にはまったく平気なレベルだろうし
街中で走る分には問題ないと思うけど、ワインディングを楽しめないのはつまらない。

ちなみにこの時点で2年経過した後述のエナセーブは全然元気でまだいける勢い。
こうなるとナショナルブランドに比べるとゼトロの耐久性は低いのかなーという印象。
ならば、多少値段を上げても長い間使える国産メーカータイヤを履いたほうが
コスパいいかもしれない。

現状、イエローハットは低価格国産タイヤのラインナップを増やしてることから
別にゼトロにこだわる必要もない。
というわけでこれにてゼトロの運用は終了し、モビシスへ移行。


2015/10/09
■ハンコック ZETRO C4 → ダンロップ ENASAVE EC202

DYデミオ 175/65R14
※前輪のみ交換、ZETROを後輪へローテーション

スタッドレスタイヤのCMが始まると時を同じくして始まるのが
九州・沖縄地区でのタイヤキャンペーン。
おそらく北の国から在庫がなだれ込んでくるのでしょうきっと。

ともあれ余ってて困ってますというものは買ってあげようかと思うのも人情。
そういうわけでおなじみ黄色い帽子のお店へ。

まず記載しておくべき事項は、ゼトロのバラ売りはなくなり※
4本セットでしか売らなくなったとのこと。
これはゼトロだけでなくトーヨーのMOBISYS(モビシス)もその方針らしく
2本セットないしバラで買う場合はナショナルブランドから選ぶことに。
なのでローテーションのかわりにフレッシュタイヤを2本ずつ交換する
変則(変態?)的なFF乗りには残念な結果に。

※ 2017/10/10追記 ※
確認したところ、店舗の方針によるらしい。
1本売りしている店もあれば上記のようにそうでない店もある様子。
お店に行く前にあらかじめ電話で聞いておくといいかも。
※ 追記ここまで ※

(余談)

ていうか、そもそもFFにおいては極論すれば後輪にグリップは
要った話ではなく、空気で浮くなり氷履かすなり、松ヤニが延々
出続けるスポンジかなにかを履かせておくのが理想。
ただしこれはこれで安定性が考慮されてないが。

要するに後輪にフレッシュタイヤ履かせる理由なんてどこにもない。
タイヤを4本セットで交換する理由は、FFにおいてはほぼないし
2本ずつ交換するのが無駄がないとむーさんは考えるのだけど
企業はどうしても4本セットで売りたがるのよねえ。しかもなまじ安い。
ローテするくらいなら買い替えの足しにしたほうがずっといいような。

(余談ここまで)

一方で価格表記に変更があり、タイヤの価格とバランス取り工賃を
わけて表記するようになっていた。
これにより、同じサイズのゼトロは店頭表示上4000円ちょいになっていた。
お店で交換してもらう分には実質なにも変わらないけど。

2014年6月(ゼトロC4)


2015年10月(エナセーブ)


まあそこはしょうがないとしてNBの中で一番安いものを選ぶことと
なった結果型落ちエナセーブEC202となった次第。
ちなみにチラシにあったECOFINEやPRACTIVAなる新顔は見渡した限りでは
存在さえなかった。おいおい。



以下レビュー。

・価格
工賃や割引コミコミで言うと175/65 R14の場合、税込
4本セットのゼトロ:1本5000円あまり
2本セットのエナセーブ:1本7000円あまり
で、1本あたりの価格差が2000円程度。
少しでも安く、4本セットで!ならやはりゼトロに軍配。
ちなみに国産のモビシス500eは1本あたりプラス税抜600円なので
個人的に2015年現在ベストバイなのはゼトロでなくモビシス。
でも2本じゃ売ってくれない。うーむ。

2015年10月チラシ


・ステアリングフィール、応答性
くたびれたZETROとさほど違いを感じられなかったが、新タイヤもあってまずまず。
この点で言えばゼトロは本当よくやってるとは思う。
ただエナセーブはドライコンディションでもグリップしてる感は乏しい。
省燃費タイヤってこんなものなのかな。

・ウェット性能
小雨の中、交差点で華麗にFFドリフトがキマる程度のグリップ力。
普通に大丈夫なんかなこれ。
走ってる最中から違和感はあったがまさかここまでとは。

同日細い路地を走行中、急にネコが飛び出してきたので徐行程度の
スピードから急ブレーキ踏んだ際には真っ直ぐのまますぐ止まりはした。
たぶん走る・止まるについては及第点としても、曲がるについては
かなりよろしくないと思う。個人的にはおすすめしない。
現行EC203で改善したならいいが、ウエットグリップ性能「C」のまま
なのでそう向上していないんじゃないかと疑っているけど。

・乗り心地
エコピアのようなフワフワ感はなく、かといってZETROのようにカッチリ
するような感じでもなく、ごくごく普通。
スタンダードタイヤはこのくらいが無難でちょうどいいという塩梅。
大差はないけどZETROより好み。グリップ以外は。
ワインディングを走ることが多いなら省燃費タイヤってあまりおすすめしない。

(2年経過インプレ追記)
ドライ・ウエットでのハンドリングは結局最後までいい印象なし。
良くも悪くもどノーマルな乗り方限定。スピードはおそめに、ブレーキははやめに。
そのかわりと言ってはなんだけど性能の落ち込みは現時点で感じられないため
ゼトロよりも長持ちする印象。


2017/10/10
■ダンロップ ENASAVE EC202 → トーヨー MOBISYS 500e

DYデミオ 175/65R14
※前輪のみ交換、ENASAVEを後輪へローテーション

1本あたりの価格はゼトロの数百円増し、PRACTIVAより1000円ないくらい下のライン。
(どういうわけか店頭バラ売りではPRACTIVAのほうが高かった。需給関係かな)
ただしサイズ設定がどノーマル限定。

・ステアリングフィール、応答性
エナセーブと異なり豊かなグリップ。
またきっちりついてくる操舵感。
装着直後のシンセラのようにしゅるしゅると地面に吸い付く、しなやかな感じ
・・・は全くしないものの、地面を噛んでる感じはエナセーブよりも伝わってくる。

ハンドル握って安心、走ってて気持ちいい。
低燃費タイヤイコールヘンテコということではないことはわかった。

・ウェット性能
過去に履いたどのタイヤよりよい。文句なくよい。
ぐっと弧を描く高速の出入り口付近も膨らむことなく安定して曲がる。
とても安心。

・乗り心地
全体的なイメージはしなやかというよりも無骨で重い。
10倍大袈裟に言うとスカッシュのボールみたいなゴムでできたタイヤという感触。
ただ決して干からびたゴムではなく、しっとりとしたゴムのような感じ。

ロードノイズは低音寄りの味付け。
悪路走行はガタガタというよりゴツゴツ。
ただし意外にも車道と歩道の段差などの突き上げる感じはおとなしめで
暴れるような感じはしない。
全体的な感触を端的に言えば

ゴム硬くすりゃ転がり抵抗減るよね?

という単純な図式を体現したような感じなんだけど、個人的には
カッチカチの乗り味とグイグイいくコーナーでの安定感は運転席にいる限り
プラスの評価なので特にデメリットには感じない。
現状、後部座席には上記旧エナセーブ履かせてるのでこの点は問題でなく
同乗者も体感できるほどの硬さの差はなかった。

個人的にはこれで全然問題はないが、硬めの乗り心地が好みでない人には
ややおすすめできないので予算に余裕があるならECOFINEをチョイス
したほうがいいと思う。
ただまあ、慣れればなんでも問題ないと思うよ正直。
個人的にはモビシスはだいぶ好みなのでこっちおすすめだけど。安いし。

ちなみにECOFINEは住ゴム。
シンセラやエナセーブをもとにやや手を抜いてつくったもの。
パターンはだいぶシンプルにできているも世代的には現行モデルと
同じ技術が投入されているので決して悪かない。
価格差が大きくないならいっそエナセーブいっちゃってもいいかも。

もう一方同価格帯にあるのPRACTIVAはヨコハマ。
モノはベーシックタイヤであるDNA ECOSまんまか、それからちょっと
手を抜いてつくったもの。
もととなったモデルのDNA ECOSは2000年代初頭に登場。
マイナーチェンジを重ねているんだろうけど、10年一昔というからに
ちょっと古さを感じなくもないのであえて選択することはないかなと思う。


【モビシス買った後で気づいた。ネットもっと安い】
取り付ける手段がないため興味なかったリアル店舗でないネットのタイヤ。
検索してみると所謂アジアンタイヤが異常に安い。
正直ショック。

ヘタしたら送料コミで2000円台。
取付工賃も提携工場で1800円と1本あたりコミコミ5000円で新品タイヤが
手に入るご時世。恐るべしデフレの威力と経済のワールドワイド化。
たださすがに1本6000円くらいになってくるとあえてこっち選ぶより
国産がいいよねって話になるし上記のように持ちはどうなんだという
ことにもなると価格差を埋めるだけのコスパになるかどうかはちょっと
怪しいところがなくもない。
その点を加味して比べてみると国産モビシスってがんばってる。

インチアップなどで国産だとちょっとお高いサイズにはこっから
選ぶのがテなんだろうな。