2012年3月15日木曜日

エンジンオイル選び Final(0w-20編)

(2021/05/02 全面改訂)

【まえがき】
この記事を書いた当初(初出2012年春)はSM規格からSNへの過渡期で
あったが今日ではちらほらSP規格が店頭に並ぶようになった。
今じゃSH・SJ級オイルなんて農機具用でさえ見かけるかどうか。
結局17万km近く走らされたDYデミオ君はエンジンピカピカのまま
ボディがこの島特有の錆でズタズタとなりお役御免となった。
一方で物価はたいそう上がり石油製品も例外にもれない事態。

さんざオイル交換してきた結果をまとめ。

【はじめに】
・全合成 ¥1200/L (¥4800/4L)
・半合成 ¥ 900/L (¥3600/4L)
・鉱物油 ¥ 600/L (¥2400/4L)

こんくらいを目安にチョイス。
モリブデンやエステルが配合されたものは上記にプラスアルファ。

特価品やPB品で2000円台の半合成油がザラにあるので個人的には
あえて鉱物油を選択することはないと思う。
さらに言えば安い半合成があれば5w-30でも気にせずそっち
買っちゃったほうが全然幸せになれると思う。

よくわからない人は安いオイルのパッケージに「全合成」と
書いてあったらそれ買えば幸せになれると思う。
大丈夫、VHVIは全然悪くないチョイスだから気にしなくていい。

ちなみに交換目安は価格に凡そ比例するものと考えてこんくらい。
距離的に長く使い倒す場合オイルフィルタは毎回交換が無難。

全合成 12000kmくらい
半合成  9000kmくらい
鉱物油  6000kmくらい
(ハードな乗り方しないとか渋滞路が少ない前提)

ただし、軽自動車やコンパクトカーなど、オイル量が少ない車は
汚れ(分子)をプールしておく絶対的な油量(分母)が比較的小さいので
オイル量に従い上記の7~8割くらいを目安に割り引いていただきたい。

また、上記の目安は幹線道路や高速を往復するような乗り方であり
街中でストップアンドゴーを繰り返すようなちまちました乗り方なら
上記距離走破を待たず

全合成 12ヶ月
半合成 9ヶ月※
鉱物油 6ヶ月
※減りや汚れがひどくなければもう3ヶ月引っ張ってもいい

くらいで交換いただくと無難じゃないですかね。
こっちは軽やコンパクトでもいっしょ。



【まとめ】
頻度はざっくりこんな感じ。


サーキット走行しない限り銘柄は何選んでもいっしょ。
その時々の店頭価格で選んでちょうだい。
工賃無料会員なら鉱物油じゃぶじゃぶ交換でもいいし、そうでないなら
合成油を長持ちさせたっていい、全然自由。

言い方を変えれば、在庫の合成油が鉱物油の倍以上なら鉱物油を選べばいいし
また半年後来るオイル交換の待ち時間が無駄だと思うなら合成油を入れて1年後まで
交換せず長く乗ればいい。タイムイズマネー。

オイル交換が趣味ならお金をかけていいし、興味ないならとにかく
コスパをとればいい。オイルイズマネー。

何も考えたくない人は車検だけでなくその間の定期点検をちゃんと
受けてれば最悪そこで交換されるのでそれでいい。
基本的に継ぎ足しはコスパ悪いし、大きく減るってことは乗り方に負けてるので
性能回復兼ねて新しいオイルに交換。

現場からは以上です。