2018年3月2日金曜日

GT1030のオーバークロック限界

OC動画まとめ。

Pascal世代はブーストかかるのでコアはプラス表示。

core:+234 +15.9%
mem:1502 -> 1627 (+125) +8.3%



core:+208 +14.2%
mem:1502 -> 1875 (+373) +25.0%



core:+180 +12.2%
mem:1502 -> 1656 (+154) +10.2%



core:+220 +15.0%
mem:1502 -> 1802 (+300) +20.0%


見てると欲しくなるのが人間のサガってもんなので
購入したのは玄人志向のGF-GT1030-E2GB/LP。

まずデフォルトでベンチマーク。


ブーストかかると最大1721MHz※まで上がる。

※その後なぜかブーストクロック設定値が1734MHzに上がった

結果は1280x720軽量で「普通」というまずまずのところ。


次に実証のためメモリを+50MHz(6200MHz相当、3.3%Up)に引き上げ。
だいたい1.5%アップなのでまあ想定通り。


負荷がかかってる状態でのGPU温度を見に行く。
キャプチャ取得タイミングはベンチ完走の瞬間。
なお計測環境は室温25℃程度でGPUアイドル時36℃。
せっかくなのでここではPower Target(PT)毎の違いを見る。

上記と違いベンチマークと並行してNvidia Inspector(NI)を起動しているのでスコアを併記。
なおNIで60fpsリミットかけているがFFXVベンチの前では意味がないのでスコアに影響はないはず。

PT 100% スコア:3684


PT 90% スコア:3634


PT 85% スコア:3558


デフォで70度オーバーとまーややアッチッチである。
3月でこうじゃ8月が思いやられるというかなんというか。
めんどくさいのでPT95%設定では計測してないが上記の結果からしてまあ
順当に5%につき2℃下がるような感じだろう。

ベンチ実行中PT100ではおおむね1670MHz/1050mV固定。
一方PT85では動きの少ない場面では1500MHz近辺/950mVをうろうろしつつ
負荷のかかる戦闘シーンで1500MHz台後半/1000mVまで上がる感じ。
GPU使用率は常に頭打ちでも多少変わる様子。

理論上は電圧の二乗とクロック比で消費電力は下がるので

電圧(950mV/1050mV)^2 * クロック(1500/1670) ≒ 3割ダウン

という素晴らしい結果に。
ともあれベンチ結果からして3%ちょいのスコアダウンと引き換えの
消費電力3割削減&コア6℃下げは大変大きい。
また、ブーストがかかってこのパフォーマンスなのであって、この設定された
上限温度にかかるとこれが実現されない。
設置環境・PCケース形状などによるが、夏場もしGPU80℃台突入したなら
下手すると温度差によって却ってPT100のほうがパフォーマンスダウンしてしまう
可能性もなくもない。

よってGT1030はOCよりはむしろ絞った運用がおすすめ。
古いタイトルや軽いオンラインゲームなら平気で60fps出るし。
上限はりつきなのでもはやOCする理由もモチベーションもない。

ちなみにPT85設定下で試しに100MHz(ブースト1550に対して6%強)盛ってみたところ
ベンチスコアは3%強の上昇にとどまった。
よってKeplerコアのGT710に同じくクロック数とメモリ、それぞれ上昇分の
半分ずつがスコアに反映される傾向はおなじに見える。

OCする場合はまずPT85まで引き下げて動作電圧を絞ったうえで、そこから
温度を見つつクロックを増していくといい感じなはず。

メモ
ファン回転数と温度の関係(PT85、FFXVベンチ完走時点。計測時室温20℃程度)
AUTO 60℃ ※40~45%
60% 56℃
80% 54℃

おそらく2℃ずつ下げるのに40%から10%、20%、40%増しの回転数が
要るのだろう。