2017年8月10日木曜日

Win10でSandy BridgeのQSVが使えない時のTips

Sandy Bridge(Intel HD Graphics2000/3000)でQSVが使えない時のTips。

【できること】
HandbrakeなどでQSVを指定してエンコードする。

【できないこと】
ZeranoeビルドのFFmpegでQSVを指定してエンコードする。
これはビルド時の問題のよう。

ffmpeg 2.8のh264_qsvがSandy Bridgeで動作しない問題の回避策
https://peta.okechan.net/blog/archives/4212

【やりかた】

1.インテルからWindows7/8用のドライバをダウンロードする。

32ビット用:
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/24970/Windows-7-8-8-1-32-HD-?product=52207

64ビット用:
https://downloadcenter.intel.com/ja/download/24971/Windows-7-HD-8-64-?product=52207
(↑8月現在最新。今後も更新ないだろう)

2.デバイスマネージャを開き、プロパティからドライバのアンインストールを実施する
※デバイスを削除するのではない。キャプチャは対応後のもの。



3.1のインストーラでドライバをインストールして再起動

4.HandbrakeでQSVが選択可能になっていることを確認する。



【ついでに画質比較】
対象は「この大空に、翼をひろげて」の273フレーム目
の右上部分切り出し

1.ソース


2.QSV 所要時間15sec q24 38.2MB(Handbrake balanced,profile Main)

キーフレームに指定されない割にきれいな画なのね。
ぼろぼろだけど。

3.FFmpeg(x264 自前プリセット) 所要時間21sec cfr24 34.3MB


QSV使わないかなー…。

(追記)
QSVはHighプロファイルだとけっこう改善する