使用したのは前回に引き続きGT710(2GBモデル)をOCかましたもの。
なので低スペックGPU~intelCPU内蔵程度を想定。
目標は30fps維持してのプレイ。
【大きな流れ】
1.60fpsを目標にインターレース設定・フレームレート60で下記項目を設定。
2.ひととおり50fps台で落とし込みどころを見つける。
3.フレームレートを30fps固定、レンダリング方式を標準に変更。
4.家の中を30fps維持して走り抜けられればOK。
要所はキッチンと1Fから2Fのあいだの階段。
ダメならレンダリング方式をインターレースに戻す。
できればこのときFRAPSなりGPU-ZなりでGPUの負荷を確認しながら
テストすると吉。
負荷100%にはりつくのではなく、常時2割程度余力を残すような塩梅。
extra)
5.余裕があればイメージクオリティを1まで0.1ずつ上げてみる。
6.それでも余力があればテクスチャ品質を上げてみる。
7.まだまだそれでも余裕があれば解像度を上げて1からやりなおし。
【各項目について】
・画面解像度 最低1280x720はほしい
できれば1600x900でいきたいけど動作がもっさりする。
このゲームは動作が重いとコマ落ちではなく動作遅延・音ズレにつながる。
ひどいと40fps出ているにも関わらずアンドレと言い合ってるシーンでは
口の動きと言葉・字幕がばらばらになる。
・ディスプレイ周波数 60.00Hz
こんなビデオカード使ってるんでお高いモニタ持ってない。
・画面モード ウィンドウ→フルスクリーン
フルスクリーンのほうがややFPS値が伸びるので
すべての設定が終わったらフルスクリーンに設定。
・視野角 90
広いほうが快適だわな。
狭いほうが速度的にいいんだろうけど。
・フレームレート 60→30
上述の通り。
・垂直同期 オン
最後の総仕上げのタイミングでオンにすればOK。
・レンダリング方式 インターレース→標準
串ノイズが出るのかと思ったらそうでもなく、むしろ低スペでは必須の設定。
3割ないくらい軽くなる。ただしチラチラする。
こいつはアンチエイリアスでどうにかできるが対策が一長一短。
詳しくは後述。
・イメージクオリティ まずは0.7~0.8から
全体的な画質を決定する項目。
低スぺでは1でもきつい。最低値の0.5はひどい。
どんなに最低でも0.6は欲しい。
0.7からの0.8は画質・負荷ともにけっこう体感差がある。
なので低スペではまず0.7あたりが落としどころ。
目安としては1ノッチ1割程度フレームレート低下。
まずここ以外を固定にして余裕があればここを上げる感じ。
ただし高い解像度で低くこの値を設定するくらいならひとつ下の解像度で
より高いイメージクオリティを当て込んだほうがいい。
要するに解像度よりもここが重要。
0.5
0.8
1
手元の環境で0.8を超えると操作が激重になるので
おそらく全体的な処理に影響してきつくなってる。
・テクスチャ品質 中
イメージクオリティが甘いせいで、中にしても高にしても
見た目・負荷ともに変わらず。
・テクスチャフィルタリング品質 最高
変えても影響まったくない様子。だったら最高で。
・メッシュ品質 最高
変えても影響まったくない様子。だったら最高で。
・アンチエイリアス FXAA
なしは選べない。が、TAAはぼけぼけ。
FXAAがTAAに比べ格段によい割に性能低下具合は低い。
SMAAはFXAAよりもうちょっとおりこうにした感じなのだろうが
あまり効果は感じられない。なのでFXAAでいいや。
TAA
FXAA
・モーションブラー オフ
モーションブラー好きじゃない。
・エフェクト発生量 低
まあ、描画は少ないほうがいいよね。
大きく影響しないだろうけど気持ちの問題。
・被写界深度 オフ
おそらく写真のようにピントの合う範囲のことを言ってるんだろう。
スペック不足で画面全体ピントあってないようなもんなので
オフにする。影響は1割程度。
・影品質 中
最低は文字通り見た目最低。低もあまりよろしくない。
中は見た目まずまずで負荷も低とかわらない。
高に設定すると少しFPS落ちるが中と違いが感じられない。
なので中が最適解。
最低
低
中
高
・動的な物体の影 オン
光源やさえぎる物に動きがないシーンでは影響なさそう。
また、これといって大きくFPS値落ちることもないのでオンで。
重そうだったら切ればいいや。
影なし
影あり
・影のキャッシュ オン
上記とセット。キャッシュを効かせることで
デメリットはないはずなのになぜ選択制にしたのかがわからぬ。
・アンビエントオクルージョン オフ
陰影をはっきりさせ見た目をるもの。が、この設定下ではほとんど差は感じない。
屋外だと差が出るのかな。
負荷が大きめの部類なのでまずは切っておくといいはず。
・ブルーム効果 オン
描画品質というより演出の類。
後光のエッジがぼやけるようなやつ。
負荷はほぼないはずなのでお好みでオンでもいい。
効果OFF
効果ON
・レンズフレア オフ
別にいらないかな、人間の目はレンズじゃないし。
パフォーマンスへの影響はそんなにはなさそう。お好みで。
その点でいえばモーションブラーもそもそも人の目を模した
演出ではないので必要性を感じない。
・ボリュームライト品質 なし
今作の目玉と言っていいもの。
力入れてる≒スペック要求が大きいんで切っとく。
・スクリーンスペースリフレクション オフ
これもありがたみがわからん。水面なんてないし。
反射系はそこそこ重いので切っておく。
・サブサーフェイススキャタリング オフ
皮膚の質感をあげますとあるが、そんな余裕はない。
・色収差 オフ
レンズフレアに同じ。
・色空間 BT709
デフォのsRGBよりコントラストがはっきりした具合に。
参考)
What is the difference between the sRGB and BT.709 colour spaces?
https://www.overclock3d.net/reviews/software/resident_evil_7_biohazard_pc_performance_review/4
【自前の環境では最終的にこんな感じ】
※この後ブルームと色空間をいじってる
【スペックについて】
環境はCPUがCorei5-2400S メモリ8GB。
中古1万円で買ってきたPCにビデオカード3.5K円、買い増した中古メモリ1.5K円の
しめて15000円のマシン。
※試行錯誤中の状態
まず大前提のメモリ。
メインメモリ4GBでは起動すらしなかった。
仕方ないのでヤフオクで4GB追加で仕入れてメモリ倍増。
こうしてみるとコミットで物理メモリ以上押さえている。
が、実際にはせいぜい1.8GB程度しか使われてなかった。
製品版はどうかわからんが実際のところ6GBあれば十分なんじゃないか。
次にビデオカード。
VRAMが2GB満杯まで食べ放題。
さすがにこうだと1GBモデルでも大丈夫じゃなさそうな予感。
でもってCPU。
せいぜい2コアしか使われていない。
3コア4コアあってもしょうがないのかなと思っていたが実際は
けっこうバリバリ使えるようにはなっているとのこと。
なので、GPUが足引っ張ってるせいでCPUが遊んでるということになる。
おとなしくクアッド以上は用意しとけということだろうか。
GPU買い換えたら要検証。
【参考】
Resident Evil 7 PC Performance Breakdown And Most Important Graphics Options
http://www.game-debate.com/news/21989/resident-evil-7-pc-performance-breakdown-and-most-important-graphics-options
【おまけ FXAAとTAAどちらがよいか問題】
インターレースにすると2割ほどフレームレートが稼げる。
その分、イメージクオリティを2ノッチ上げることができるので
画面のクリアさでいえばインタレ+IQ1.0に軍配が上がる。
しかしこれだとチラつきが大きい。
バイオハザード5や6ならいざ知らず、今作でこういうアーティフィシャルな
ものは雰囲気が台無しなのである。
これを解消するのにTAAの相性がよい。
が、上述の通りTAAはかなりソフトな画づくりになるため稼いだ
ディテールはほぼ相殺される。
ジャギが出やすい場所で比較。
標準+FXAA+IQ0.8
インタレ+TAA+IQ1.0
こうして見るとインタレのほうがジャギが目立たないため
あえてインタレを選んだほうがよさそう。
しかしジャギが気にならない場面で見ると
サンプル1
標準+FXAA+IQ0.8
インタレ+TAA+IQ1.0
サンプル2
標準+FXAA+IQ0.8
インタレ+TAA+IQ1.0
とまあ、結局ディテールで負けてしまう。
ここらへんは完全に好みの世界かもしれん。
ちょっとどっちがいいって答えが出しづらい。
ちなみにSMAAはここらへんのジャギ除去は苦手の様子で
FXAAとあまり変わらなかった。
ディテール優先ならFXAA、ジャギ除去優先ならTAAだろうか。
補足
言わずもがな、低イメージクオリティと
TAAを合わせると悲惨なことにしかならないので
その組み合わせは論外。