2012/02/04 new review posted
モリブデン系エンジンオイル添加剤を入れました
http://mu-san.blogspot.com/2012/02/blog-post.html
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■はじめに
汚れたオイルを使用し続けるなら話は別にして、
通常の使用方法ならエンジン内は十分キレイなはず。
汚れを防ぐのがオイルの役割なわけで。
親類のデミオはオイルキャップあけるとエンジン内が見えるのだけど、
4万km走ったエンジンはそりゃあキレイなもの。
「もう4万km」か「たった4万km」かはともかく、とにかくキレイだった。
そんなクルマにゃ添加剤なんて無駄。
このように新車で買い、オイルの汚れや量を月イチでチェックしながら
乗り続けているならあまり関係のない話であるも、
一方で、中古で車を手にするケースというのはままある。
こればかりは、前のオーナーがどんな乗り方をしていたかなんて
わからない。
じゃあ、フラッシングでもしようか
とまずは思う。
しかしこれには落とし穴がある。
オイル交換は、ある程度抜けない部分があるというとこがミソで、
フラッシングオイルという名の潤滑性能のない油と、せっかく
入れた新油とのブレンドになったものを一定期間使用し続ける
という点がまずい。
さらに言えば、積年つもりにつもった油汚れ(レンジフードや
コンロのしつこいガム質(ワニス)相当のものが
たった10分そこいらすすいだところで落ちるだろうか?
と、書いても仕方ないのでこれは実物を見たほうが早い。
コーティングプロショップ洗車革命入野店:お車の内部も綺麗に!!
http://akashiss099.hamazo.tv/e1869175.html
㈲金坂自動車整備工場-一般整備
http://kane-car.sakura.ne.jp/ippan.htm
フラッシングの有効性もさることながら、フラッシング油を
使い続けるという問題点を考慮すると、ベストは安物油を
フラッシングオイル代わりに使うということになる。
実際そうしてる人もいるけど若干コストがかかるし、なにより
こびりついたものについては通常のオイル交換程度じゃ
なかなかすぐには解決しない。
そこで、これに対するアンサーしてオイル添加剤という選択肢を考える。
■洗浄性能を謳うオイル添加剤
画像は楽天から拝借。
□モリドライブ オイルトリートメント 洗浄剤のほか、粘度を増強する成分も配合。 低粘度オイル好きの自分にとっては個人的に いただけないも、古いエンジンにはいいかも。 粘度の高いオイルは取り扱いが少ない&価格も高め なので、安い10w-30オイルにこれを足すという使い方も アリなんじゃないかしら。 | ||
□STP オイルトリートメント これも粘度を向上させる働きがある。 通常お店でお目にかかるのは300ml入りの缶。 | ||
□モリドライブ ルブリ 粘度を変えないことから、低粘度オイルにも対応。 モリだけあって、モリブデンを配合した製品。 | ||
| □KURE オイルシステム 多走行車用 OVER 50000km 軽やコンパクトカーのようにオイル3Lなら2回使える お得な製品。 効果が怪しい添加剤の中では珍しく評判よい部類。 | |
□KURE オイルシステム DEEP CLEAR 多走行車用に比べて洗浄性能を重点に置いた新製品。 これもオイル3Lなら2回使える。 | ||
□シュアラスター ループ ウルトラクリーニング このテの製品では半ば定番。 しかしいかんせん高い。 |
■で、なにがいいのよ
自分が買ったのはKUREのディープクリア。
・洗浄性能を前面に出していること
・増粘作用がない
・2回分使える
・おかげで1回あたりの価格が安い
これらが決め手。
さらに言えば、添加後のオイル交換についてLOOPのように
・3000~5000kmでのオイル交換
・同時にオイルフィルタ(エレメント)交換
が必須でなく、
"通常のサイクルでオイル交換"
とのことだったため、要らぬ気遣い一切不要という点がポイント高し。
これでもかというほどにダメ押しをすると
・使用量が僅少
これは大事。
オイル交換と同時に添加剤を投入するならいざ知らず、オイルを交換して
もらったお店と、添加剤を購入した店が異なるというのは往々にある話。
するってーと、オイル交換した直後というのはゲージFULLなわけですから
添加剤を足す余地がない
わけです。
そこへ数百ml足せというのは若干リスキー。
(ルブリなんか500mlもある)
しかしKURE製品は内容量180mlでコンパクトカーや軽なら
1回の使用量がその半分であるため0.1Lさえない。
これはアリ、というわけでもろもろひっくるめて高評価につながった。
■というわけで
早速入れてみた。
STPスーパーガストリートメントと違ってボトルが透明でないため、
使い捨てのコップにあらかじめ90mlラインを引いておいたものを使用。
↑一見、まるで汚れきった古オイル。
↓ちなみに添加前のオイル(交換から250kmほど走行)はこのとおり。
オイルキャップの内側。
おそらくエンジン内はこんな感じなのだろう。
《以下、追跡レビュー》
前述のとおり、オイル交換からしばらく経過しているので
新油の効果は織り込み済み。
添加からの走行距離
・0km
投入後、2分ほどアイドリングしてから半日放置。
当然ながら音やフィーリングに変化なし。
・120km
30km走行したあたりから、アクセルがオイル交換後に増して
軽くなった。
オイルに汚れなどの変化はなし。
・250km
通勤系路上の坂道を登る際、過給器が作動するまでに
余裕が出てきた。
オイルも若干汚れが出てきたけど、ごく普通の範囲内。
・STOP!
オイルにトラブル発生。交換実施でKUREひとまず終了。
ちなみにディープクリア添加前からおかしかったので
このトラブルと添加剤に関係はないはず。
というか、前述の効果がオイルのヘタリに起因する可能性もあるので
まずは一旦白紙に。