2020年5月17日日曜日

SRS PREMIUM SOUNDの設定ポイント

【基本の考え方】
設定レベルは0から100まで、クリックごとに20ずつ上下。
基本は0(なし)、20(中)、40(強)の3段階と認識したほうがいい。
それ以上の値は効果が悪い方向にラジカルに作用することが多い。



■center
中心位置にいる音を目立たせる。
ボーカル、リードギター、クラシックならリード楽器。
ノートなど小さいスピーカーであるほど「聞きたい部分」が持ち上がり
バランスがよくなる感じ。
上げすぎるとそればっかりになるも、ノートみたいな小さくて左右の
位置もさほど違いがないスピーカーではそこまで気にしなくて
いいんじゃないかしら。
基本は40あたり。

逆に下げると、極端いえば0にするとボーカルキャンセラのように働く。
60程度に上げると華やかさが一層出るが、出力が大きくなりスピーカーや
イヤホンによっては入力に耐えられず音がもわんもわんしたりするので
基本は高くてもやはり40程度に抑えておくのが無難。

実用イメージ的には「ボリュームを上げるとトータルバランス的に
うるさくなるので上げたくない」シーンで使う感じ。
上記のように小さいスピーカーのバランス取りだけでなく、大きい
スピーカーにおいて夜間音量を落とさざるを得ない時に適宜調整すると
いい感じに機能する。
その意味では昼夜で値を変えるという運用は悪くない。

■space
centerと逆で、端っこにある音を目立たせるような効果がある。
サイドギターやパーカッションがおかれていることが多い。

ニコ動やYoutubeにある自称「高音質」動画のように、一方の音を反転させて
広がりがあるようにする疑似サラウンドみたいな感じ。
ミキシングがモノラル寄りであるほど聞き心地をよくする効果は
高いが、逆にきちんとした音源になるほど定位をぶち壊しにかかるので
上げすぎもよくない。
基本は20。メリハリをつけるなら40くらい。

■bass
低音を強調。
別画面のオプションで持ち上げる周波数を指定できるが
ここは手持ちのスピーカーでベース動画を見ながら最も響く値を指定すればOK。
デフォルト値は100hz、100から200までほとんど変わらないのでウーファー
使いは適当に選んでていい。



■FOCUS
定位をわきまえたサラウンド効果。
割と出来がいいのでここだけは100に全振りしていい。
これ主体で運用するならデメリットも出にくいので、この値を
100にした上でバランスが崩れない程度にほかの値をいじると
いい感じにまとまるかと。

ただし弱点がないわけでもない。
静かな中に単発で出る音(Windows効果音など)をやたら目立たせる
傾向にあるので、音楽ながしっぱでないならこれもせいぜい
40程度に抑えるといい。


■def
一般でいうトレブルに相当。
けっこうアグレッシブに効くのでかけても20程度がいいかと。
聞き疲れを防止したり、Web動画の低音質エンコノイズのなりを抑えるなら
ゼロで決め打ちしてていい。
FOCUSで高音も幾分持ち上がるのでここはさわらなくてよいかと。