2014年3月21日金曜日
1984年(昭和59年)の沖縄で放送されたCM
0:29 沖縄信販 OCカード
0:59 沖縄玉城TCM OTCカード
1:29 比嘉酒造 本場泡盛まさひろ
2:09 東江メガネ HOYAアイクチュール
2:25 前里こんにゃく ※「まえざと」と発音
2:55 共栄ヘルス研究所 蝦夷寿ゴールド
3:10 東江メガネ 2:09と同一
3:45 ジミー クッキー
4:15 コスモ第一興商 レーザーディスク
7:29 沖縄タイムス 「カラー高速オフセット輪転機」
7:44 ホーメル コンビーフハッシュ 「ビッグサマープレゼント」
8:29 情報サービス沖縄社 「月刊トピックオキナワ」
11:14 沖縄明治乳業 「国際警察指名手配」
11:29 BIG-1ガム
11:59 徳島製粉 金ちゃんヌードル やすきよ戦場
12:29 富村商事 チューリップ 「ふれあいのこころ」
12:44 沖縄明治乳業 メイグルト
12:59 沖縄県 自動車税納税告知
13:29 沖縄貯金保険会館 サマーウェディング
14:14 ダンキンドーナツ
14:44 株式会社マルハラ シャポーはらだ 「アニメハウスオープン」
3:40ごろに久茂地から波之上をのぞむ映像。
手前に見えるのはおそらく那覇商業。
沖縄信販は復帰前夜に誕生、のちに「オークス」→「OCS」。
当初は内地資本が入ることも考えられたらしいが、
あくまで県内資本でという意向もあって設立。
家電量販店でさえOCS商品券が使えるように、アクワイヤラとしての実績から
県内小売での実力は高いが、一方飲食店などでOCSが使えるイメージは案外薄かった。
そこを突かれてか、りゅうぎん、おきぎんの影に隠れていまひとつぱっとしない
第二地銀・海銀が開拓した当時のミリオンカードが意外にもゴハン屋さんでは幅を
利かせていたイメージがある。
たぶん開店・運転資金の融資とセットで提案されるケースが多かったのだろう。
バブルの後はさきの過払い金騒動でオークスは倒産。
現在は新会社でがんばっているも「沖縄のカード」というイメージでは
OCSプロパーカードのイメージは薄い。ていうか見たことない。
むしろ発行枚数からしたら「サンエーVISAカード」がもはやプロパーの位置づけ。
最近ではCMやキャンペーンに力を入れている「りゅうぎんDCカード」に勢いが。
90年台初頭に登場した全面ホログラムの「鏡子カード」のインパクトは
なかなかのもんで、最近まで「一応受付している」体であったものの
その存在価値といえば大手信販が国際ブランドなしのプロパーカードを
発行しなくなってもなおまだ受け付けているという点くらいしかなかった。
が、県内ではじゅうぶん「チュカエル」一枚であるので個人的にはなくなったのは
非常に惜しい一枚。
ゲットしたかったが信用がないむーさんはお断りされてしまった。
このままほそぼそと営業しててもしょうがないので、個人的にはサンエーに買われて
しまったほうがよほどいいと思うのだけどそんな矢先、沖縄三越の倒産によって
あぶれる沖縄三越カード会員をつなぎとめるためリウボウOCSカードの新規発行を決断。
サンエー傘下の可能性はなくなった、残念。
ていうかちょっと待て。
山形屋がなくなった今日、県内の「百貨店」はリウボウと沖縄三越のみである以上
カード保有層はきっとだいぶ重なっているんじゃないのか。
多くがリウボウのカードを二種持つことになるまいか。
セゾンとOCS、両方あってもしょうがないよねってどちらか切ることを決断するとなると
OCSは分が悪い。別にサービスとか使える場所が問題じゃない。
これまで「リウボウを使う際はセゾンを使ってきた」以上、「じゃ今日からOCS使おっと」
という気にはそうそうなるまいに。
ということは、だ。
沖縄三越VISAカードがなくなって本当に困るのは顧客の側でなく、OCSだ。
このままでは純粋に会員を失うしかない。
通常はカード廃止となるとプロパーとの交換という流れであるも、誰が好き好んで
なんの得もないOCSプロパーなんか欲しがるかって話になる。
なのでつなぎとめるための材料が要るし、なによりプロパーになると発生する年会費、
これをかからないようにする口実が必要。
(ピコーン)
「そうだ、リウボウと手を組んで年会費無料カードを発行しよう。
そしてあわよくば減少分の会員も新規に獲得できたらいいな」
と考えたのは想像に難くない。
一方のリウボウはセゾン提携があるも、全国最下位の県民所得からすると
キュービタス審査は正直ハードルが高い。
カード会員を増やし、特にリウボウストアあたりで日常的に使ってもらわにゃ
サンエーVISAとイオンカードに食われまくってるこの状況を乗り越えられない。
でもセゾン提携ではそれが叶わない。
そこでこの機会にオークス提携カードを新規発行し、サンエーカードを持てるレベルの
所得層まで顧客を広げようという魂胆は理にかなっている。
そういう点で言えば、今回の提携はWIN-WIN。
かつてつながりのあった西武~セゾン~ミレニアムの
西武百・西友 - ファミマ - 無印 - クレディセゾン
これらがすべてばらばらになり資本関係がほとんどなくなっているも、出身が同じという
文化でゆる~くつながっているものですからその程度の結びつきでリウボウもつながっている。
だもんですから現状、クレディセゾンの顔色をさほど気にする必要もないっちゃない。
というか、もはやただの「提携カードの発行会社」でしかない以上、新たに提携カードを
発行しようがなにしようが勝手だったり。
第一興商はほとんどレーザーディスク関係なく
もはや「ファッションクラブ エジンバラ」のCM。
たまにはこういうのもがあってもいいんじゃなかろか。
今のエムアンドビー、沖縄明治のアイスはまずモナカなのか
アイスクリームサンドイッチ(クッキーアイス)なのか。
そして大当たりは100円のアイスにもかかわらず300円。
今じゃきっと不正競争防止法かなにかでアウトだろう。
しかしそんな戸惑いを一瞬で消し去るネーミング。
アイスなのに商品名漢字8文字。カタカナなんかいらねえぜ、夏。
チューリップは現在も富村商事が輸入販売元になっているも
CM・販促はチューリップの日本法人が手がけている模様。
しかしその本社は久茂地。はて。
沖縄貯金保険会館、そののち郵便貯金会館。
最後にはメルパルク沖縄。
吹き出しに「首里坂下」とあるも、首里の番地名に坂下はない。
強いて言えば山川町が近いが、都ホテルも郵便貯金会館も
住所的にはギリギリ首里と見なされず真和志地区の字松川だったり。
この時点でのダンキンドーナツは
"you can't get'em in a grocery store♪"
でおなじみのメロディはなく、ただひたすらおじさんが
延々とうちはスーパーと違って手作りだかんねと語るバージョン。
しかし吹き替えはおろか字幕などという軟弱なものは一切無い。
ある種潔い。
このころのジミーのロゴが後年と違い、Jとアポストロフィーの
肉付けがおとなしめになっているのが興味深い。
シャポーとはなんだ。シャポーとは。
ググると「シャッポ」のこととある。なるほど。
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